高校は秋田県立秋田中央高等学校で、卒業後に駒沢大学の経営学部・経営学科へ入学しました。
いずれ秋田冷暖機器を継ぐことを考えていたので、学部は経営学部一択でした。
就職を考えていた当時はバブル崩壊直後で求人がなく、就職氷河期でした。
公務員は受かってはいましたが、性格上向いてないのではと思い、秋田冷暖機器と同じ冷温水発生機を扱っている東京の会社に就職しました。
子どもの頃から創業者である父親を見ていて、作業服を着ていることから建築業界の仕事だ、ということはわかりました。
職人さんたちが自宅に遊びにきたり、なんだか楽しそうだと思っていました。
父方の祖父が大工、母方の祖父が畳屋で、職人の血を引いているのかな、と思います。
お父さんの尊敬できるところは?
父親は設計をしていて、冷温水発生機に着目し、秋田冷暖機器を立ち上げたと聞いています。
野生の勘がすごく、「これだ!」といったことが当たっているような人です。
根拠の説明がなくてもいい方向へ行く、といった感じで、生まれ持ったものだから真似はできないな、と感じます。
この仕事の大変なところは?
修理してナンボ、なので直らないときが一番つらいです。どこだろう、なんでだろうと悩むのは本当にきついです。
困っているのはお客さまなので、お客さまのためになんとか直してあげたいという気持ちもありますから。
原因の特定にたどりつくまで非常に悩むときが一番きついです。
部品供給が止まっていたり、機械全体がダメになってたりすると、原因が特定できても直せないので、お客様の期待に応えられないのもツラいです。
仕事をしていて嬉しいことは?
通常は機械が壊れないように点検・整備をしますが、それでも故障はあります。そこでお客様に頼られて、なんとか直す事ができたその時に、お客様から“ありがとう”の言葉で、期待に応えられた! と嬉しいです。
会社の雰囲気がいい理由はなんでしょうか?
仕事の話を真面目に話すときもありますが、くだけた話もできます。事務所でみんな顔を合わせて、目が届く範囲にみんながいるのがいいところだと思います。
未来の悩める後輩へひとこと!
好きな事だけやって食っていく、素敵です! ただ、世の中そんなに甘くないです。
与えられた仕事を好きになっていく事は、もっと素敵な事だと思いませんか?
県立中央高等学校/駒沢大学 経営学部・経営学科/1999年入社
メンテナンス部 取締役部長 半田